2012年9月20日木曜日

コーチャーの立ち位置

コーチャーの立ち位置

これは、3つのコーチャーのポジションがあります。(ここでは、基本を明示します)

◆ コーチャーズボックスのホームベースよりに立つ(ラインぎりぎり)

◆ コーチャーズボックスの中央に立つ

◆コーチャーズボックスの外野よりに立つ


・ランナーがいない場合は、コーチャーズボックス、ホームベースよりに立ち、
バッターへの激励・指示の声がけをする。

・ランナー 一塁は、コーチャーズボックスの、中央寄りで、一塁走者の走りと、合わせ
外野よりに移動して、2塁ベース手前で、指示をだす。

・ランナー2塁の場合は、自分がランナーと、一緒に、動きながら、指示をだすことを
考えてポジションをとる。 (動くコーチャーなら、コーチャーズボックス真ん中から、レフトより。
動かないコーチャーなら、コーチャーズボックス、真ん中から、ホームベースよりに立つ。)


◆◆ コーチャーも、ランナーの動きにシンクロ(共鳴)して、動くので、その距離を、考慮して
 ポジションどりすることが、基本です。

2012年9月19日水曜日

ボールの位置

ボールの位置


走ってくるランナーを、

◆オーバーランストップ

◆ ベースストップ

◆ スライディング

させたあと、直後にすることは



「・・・・・・・!?」


案外 盲点になってしていないコーチャーが多いです。



「今ある ボールの位置を 指さし、声をだして(「ボールセカンド」「ボールファースト!」とか)ランナーに伝えることです」


走ってきたランナーは、ボール位置を確認できる視野は、狭いのです。


指と 声で、ボールの位置を、示してあげてください!

2012年8月4日土曜日

はじめに

「ぼくも、わからないんですよ」


巨人の桑田真澄さんが、テレビで野球少年に対して指導をしていた際、たまたま三塁コーチャーズボックスにたって、発言された。

「そうか、桑田さんでも、三塁コーチャーの経験がないから、わからないんだ?!」

とその時、思ったのでした。

時を同じく、母校の野球部の監督から、「三塁コーチャーの指導をしてほしい」との
依頼を受けました。

その時は、現場(グランド指導)から、離れているので、固辞したのでした。

すると、そのチームが、秋の本大会で、勝負どころで、三塁コーチャーの判断ミスで、負けてしまうことがありました。

なんと、一死 ニ・三塁で、ライトオーバーの2塁打で、2塁ランナーが、ホームでアウトになって
しまったのです。

ベンチも、スタンドも、ありえない状況で、その試合は 2対3で負けてしまいました。

勝った学校が、翌年の春のセンバツに出場しました。

その状況を聞いて

ぼくには

「ふむふむ」


その瞬間の、三塁コーチャーの心理と判断が、手に取るようにわかりました。

桑田さんのテレビでの発言と、母校の三塁コーチャーの判断が、重なり、再び、三塁コーチャーの
指導をするようになるとは、夢にも思いませんでした。



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「三塁コーチャーの 参考文献、教科書がない」

現役の選手たちに、3塁コーチャーの指導を、文章として、残すために、参考文献を探しました。

時間を割いて探し回ったのですが、部分的に、書かれているものはあっても、体系的に書かれている、三塁コーチャーの文献は、
見当たらず、皆無の状況でした。

「・・・・・・・・?!」

「それなら 自分で、三塁コーチャー論を書いてみよう!

 

教科書ではなく、より実践的な強化書として

 

全国の三塁コーチャーのために、書こう!」


と決意したのでした。

『 間一髪 紙一重の攻防を制す  チームの得点力を最高にアップする

   三塁コーチャーの強化書』

 

を、全国の球児  三塁コーチャーに 捧げます。


               2012.7.23

     三塁コーチャーの強化書

                     蒼島 俊男

 



手のひらの指示

三塁コーチャーが、ランナーや、バッターに、声で指示を伝達するとき

口元に、両手の手のひらを添えて、声をだす。

このことにより、コーチャーが、何か伝えようとしていることが、ランナーや、バッターに、非言語な
部分でも、伝えられていく。

以心伝心

三塁コーチャーは、両手の平を、口元に添えて、声を出して、伝えていこう!

2012年7月29日日曜日

手話の活用

大会(準決勝・決勝・甲子園大会など)では、大観衆の大歓声で、
声での、コーチャーの指示が、ランナーへ届かない場合があります。

(また、大会のトーナメントを勝ち進むにつれて、コーチャーの声が、ガラガラに
つぶれてしまい、声が届かなくなるケースも多々あります)

ですから、声以外の、伝達手段に、僕は、簡単な手話を用いて、ランナーに
指示、(確認と準備を)を出していました。

手話によるコミュニケーンは、ランナーとのコミュニケーションをより、円滑にさせます。

指での指示

三塁コーチャーの動きといえば、腕を回すというイメージがありますが、

もうひとつ、大事なのは、指での指示です。

一番大切な、指でのランナーへの指示は、ボールの位置の確認です。

ストップさせたランナーに対して

「ボール ショート(ショートが、今、ボールを持っている)」

「ボール ファースト(ファーストが、今、ボールを持っている」

とランナーに声をかけながら、人差し指で、ボールの位置を指さす。

これは、非常に重要な、確認作業になります。

全力で走って来たランナーに、ボールの位置の確認は、ランナーに、次なる
行動(走塁)の準備する機会をあたえます。

(※、隠し玉の対策にもなります)

指での指示は、そのほかに、アウトカウントなどの、指の指示があります。

コーチャーの判断基準

コーチャーの判断基準は

◆ ランナーの足の速さとベースランニングの上手さ

◆ 点差

◆ アウトカウント

◆ イニング

◆ 打順

◆ 次打者の調子

◆ 外野手の位置

◆ 外野手の肩の強さと送球のコントロール

◆ 外野手の捕球体制

◆その他

以上を、あらかじめ、入力して、判断指示(出力)していく。